蚕糸業関係のはかり
「はかる」道具の数々
松本城下町の善光寺街道筋に位置する街の一角にあり、明治35(1902)年の創業以来、昭和61(1986)年まで、度量衡【どりょうこう】専門店として中南信地方の需要を一手に引き受けてきた竹内度量衡店の建物を資料館とした施設です。
館内には上皿棹秤【さおばかり】、蚕の雌雄選別機、木製棒はかり、ローマはかり、ロバーバル機構など、「計る」「測る」「量る」道具とその関連資料を約1000点所蔵し、展示しています。
江戸時代の両替屋の再現や、土蔵のある中庭の閑静なたたずまいも見どころです。
蔵のある街「中町」
はかり資料館のある「中町」は、江戸時代に繁栄した松本城下町の親町の一つで、当時は呉服、塩、肴などの問屋や造り酒屋が軒を連ねていました。明治21(1888)年の大火によって、町屋の大半を焼失してしまいましたが、その教訓から耐火性の強い土蔵造りの建物が相次いで建てられました。
館内中庭の土蔵は白黒の「なまこ蔵」で、現在の中町通りは蔵のある街として独特の雰囲気を醸し出しています。また、裏庭に立石清重建築の旧三松屋蔵座敷が移設されています。
体験コーナー
測る・計る・量る
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