現生ミンククジラ全身骨格とシガマッコウクジラ全身骨格
世界最古のマッコウクジラの全身骨格化石
松本市四賀地区等から産出した、大型海生【かいせい】ほ乳類、魚、植物などの化石を展示しています。なかでも、世界最古のシガマッコウクジラの全身骨格化石と、シナノトドの化石は有名です。
一帯は、長野県内でも有数の化石産出地のひとつです。昭和61(1986)年、化石館から約1キロ下流の保福寺川で小学生によって偶然発見された化石が、発掘の結果マッコウクジラの全身骨格であることがわかり、環太平洋でも2例しかない大発見となりました。この全長5.5メートルのシガマッコウクジラの化石と天井から吊るされた全長8.4メートルの現世ミンククジラの骨格標本を展示しています。
2階には古世代・中生代の化石、鉱物の見本や、ジャコウウシの剥製などを展示しています。販売コーナーでは、サメの歯の化石やオリジナル商品などを販売しています。
シナノトドの化石
シナノトドは、アロデスムスと呼ばれ中新世中期に絶滅した海獣に属するもので、現在のアシカやセイウチの共通の先祖から分かれて進化したものと考えられています。日本からの産出がまれで、希少価値があることから、県の天然記念物に指定されています。
シガマッコウクジラとダイオウイカ
クジラの椎骨化石
該当する展示品はありません