重要文化財 旧松本区裁判所庁舎
信州の歴史的建造物を移築
移築した5棟の歴史的建造物を保存公開しています。
「旧松本区裁判所庁舎」は、明治41年(1908)に松本城二の丸御殿跡に建てられた和風の裁判所庁舎です。明治期に全国で数多く建てられた和風の裁判所庁舎のうち、最も完成度の現存例として、高い歴史的価値が認められ、平成29年11月28日に国の重要文化財に指定されました。また、「工女宿宝来屋」は、野麦峠の麓に旅人宿として建てられ、明治以降は製糸工場へ向かうたくさんの工女達が利用しました。その他に、平成2年まで使用された「旧松本少年刑務所独居舎房」や、信州の近代化を支えた製糸業を今に伝える「旧昭和興業製糸場」、松本藩士の子として生まれのちに社会運動家になった「木下尚江生家」があります。
市民の手で守られた文化財
重要文化財「旧松本区裁判所庁舎」は、新庁舎建設に伴い一時は取り壊しが決定したものの、これを惜しむ市民運動により移築保存が決定し、移築などの費用のうち約40%が市民の寄付によりまかなわれました。
旧松本少年刑務所独居舎房
旧昭和興業製糸場(登録有形文化財)
該当する展示品はありません