美濃焼大徳利
職人たちの芸術品
松本市郊外の雑木林に囲まれた松本民芸館は、松本城下「中町」で工芸品店を営んでいた丸山太郎によって昭和37(1962)年に創館されました。「なまこ壁」の蔵造りの建物で、名もなき職人の手仕事品が並び、懐かしい雰囲気の館内です。
9つの展示室には、家具などの調度品、木箱、皿、壺、地域の生活用品など6,800点の収蔵品のうち700点あまりを常時展示しています。長野県内の民芸品だけでなく、国内外から収集した品が並んでいます。
焼物のコレクションでは、長野県内各地の代表的な焼物がそろっています。
昭和58(1983)年には松本民芸館の土地・建物と収集品のすべてが松本市に寄贈され、現在は市立博物館分館として運営されています。
美しいものが美しい
創館者の丸山太郎は、無名の職人たちの手仕事による民芸品の美しさを直感で見てほしいと願い、展示品には名前のみを付け、詳しい説明をしていません。物そのものだけを見て、民芸品の美を肌で感じ取ってみましょう。
談話室
展示風景
該当する展示品はありません