ギフチョウ(細密画)1947年制作
田淵行男の仕事
田淵行男(1905~1989)は鳥取県に生まれ、1945年に疎開をきっかけに安曇野に移り住みました。1951年に朝日新聞社から初めての著書『田淵行男 山岳写真傑作集』を出版し、以降、亡くなるまでの間に36冊の著書を発表しました。壮大な北アルプスと緑豊かな安曇野をメインフィールドとして、高山蝶、アシナガバチなどの生態研究や、山岳などの自然写真の撮影にその生涯を捧げました。常念岳には生涯206回の登山をし、一つの山でも百の楽しみが味わえるという意味で、「一山百楽」という言葉を残しました。
記念館では、田淵行男の山岳写真や撮影に使われたカメラ、ピッケルなどの登山道具などのほか、研究のために描いた蝶の細密画を展示しています。
安曇野の里
記念館があるのは、農産物直売所や日帰り入浴も可能な宿泊施設、ガラス工房などが集まる「安曇野の里」です。館の前には、北アルプスからの湧水を利用したワサビ田があります。
田淵行男 1940年撮影「初冬の浅間 黒斑山の中腹より」
館内
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