坂上遺跡出土土偶(重要文化財)
圧倒的な数の縄文土器
井戸尻考古館は、標高800~1000メートルの八ヶ岳山麓にある、井戸尻【いどじり】・曽利【そり】などの遺跡からの出土品をはじめ、国の重要文化財に指定されている「藤内遺跡出土品」や「坂上遺跡出土土偶」、長野県宝「水煙渦巻文深鉢」など、2000点あまりの土器・石器等を展示しています。特に縄文土器の文様には、「蛙」「半人半蛙【はんじんはんあ】」「蛇と月」などがみられ、それぞれの文様の解読で明らかになった当時の宗教観念や世界観・神話などを解説しています。また、出土した石器の組成から、縄文中期農耕論の立証を行っています。
隣には、富士見町歴史民俗資料館があり、当町で使われていた農具や民具、古美術等のコレクションを展示しています。館には移築した民家があり、囲炉裏【いろり】など昔の生活の場を見ることができます。
古代ハスが咲く植物園
近くには、昭和41(1966)年に国史跡に指定された井戸尻遺跡があり、竪穴住居を復元しています。周辺には水生・湿性の植物園があり、園内は散策ができます。植物園ではで珍しい古代ハスをはじめ、スイレン・アヤメ・カキツバタなどが植えられています。
水煙渦巻文深鉢(長野県宝)
曽利遺跡出土の石鍬
該当する展示品はありません