2階 諏訪湖展示室
諏訪湖の展示と島木赤彦
諏訪湖畔にあり、諏訪湖の「水平虹」をモチーフとした外観。館内には「諏訪湖展示室」と「赤彦展示室」の2つの展示室があります。諏訪湖展示室では、「諏訪湖と人々のくらし」をテーマに諏訪湖の成り立ちや生態系、漁具、スケート、氷切り、御神渡りなどを紹介。土器や黒曜石など考古資料も展示しています。
赤彦展示室では、アララギ派の歌人島木赤彦【しまきあかひこ】の書や書籍をはじめ、帽子・硯・鉛筆など愛用品、島崎藤村【しまざきとうそん】の書など赤彦やアララギ派の活動に関連した資料を展示しています。
島木赤彦(1876~1926)は、上諏訪村(現諏訪市)生まれ。『比牟呂』創刊に参画して、教職を勤め上げながらも意欲的に短歌に取り組み、伊東左千夫【いとうさちお】に師事。左千夫の死後、大正4(1915)年齋藤茂吉【さいとうもきち】に代わって短歌雑誌『アララギ』編集兼発行人となり、アララギ派の基盤をゆるぎないものにしました。
下駄スケートの発祥の地
館内には諏訪湖の鳥が観察できるよう、望遠鏡を設置。館の入り口の庭には、昔の生徒がスケートをしている様子を表現した、「下駄スケート発祥の地」のモニュメントと、島木赤彦の座像があります。
島木赤彦(右から2番目)
赤彦の住居「柿蔭山房」
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