富本銭展示の第一展示室
日本最古の貨幣富本銭
富本銭【ふほんせん】は、現在日本最古の流通貨幣であると考えられています。それまでは、和銅元(708)年に作られた「和同開珎【わどうかいちん】」だといわれていましたが、奈良県の飛鳥池【あすかいけ】遺跡から大量に富本銭が出土したことで、富本銭が脚光を浴びるようになりました。全国的にも発見枚数は少なく、畿内以外の発見はまれです。
高森町の武陵地【ぶりょうじ】1号古墳石室内からは明治末に富本銭が出土しています。この富本銭や、古墳からの出土品、和同開珎なども展示して、紹介しています。
そのほか、第2展示室では、明治~昭和30年代ごろまでの農家の居間を復元し、生活用具や生産用具など民俗資料を展示。第3展示室では、弥生時代中期後半の標式土器である「北原式土器」をはじめとした考古資料や、甲冑や古文書などの歴史資料、「市田柿」に関する資料を展示しています。
国学四大人の愛蔵品
国学四大人【こくがくしうし】の家から寄贈された愛蔵品で、御霊代【みたましろ】として受け継がれてきた本学神社の社宝を保管し、展示しています。国学四大人は、江戸時代の国学者であった、荷田春満【かだのあずままろ】(1669~1736)、賀茂真淵【かものまぶち】(1697~1769)、本居宣長【もとおりのりなが】(1730~1801)、平田篤胤【ひらたあつたね】(1776~1843)のことです。
長野県宝指定・富本銭
亀之丞愛笛「青葉の笛」レプリカ
該当する展示品はありません