伊澤洋「家族」(1940年制作)
親しい人を描いた絵
信濃デッサン館の分館として1997年に開館した美術館。
日中戦争および太平洋戦争で戦死した画学生たちの作品や、遺品などの資料を収蔵、展示しています。館内の壁に沿って絵画を展示し、それぞれの作品の近くに画学生たちの手紙、スケッチブック、パレット、手帳、写真などが展示されています。
絵画では、日高安典【ひだかやすのり】(1918~1945)が恋人を描いた『裸婦』。佐久間修【さくまおさむ】(1915~1944)が妻を描いた『裸婦』。太田章【おおたあきら】(1921~1944)が妹を描いた『和子の像』。伊澤洋【いざわひろし】(1917~1943)の『家族』など、恋人や妻、家族など、親しい人を描いた作品があり、エピソードが添えられています。
2008年には隣接地に第二展示館「傷ついた画布のドーム」を開設し、無言館だけでは展示しきれない画学生の作品を展示し、「オリーヴの読書館」、レストランを併設しています。
無言館内観
第二展示館「傷ついた画布のドーム」内観
該当する展示品はありません