依田社再繰風景
小学校の展示を引き継いだ博物館
上田市立丸子郷土博物館は、大正2(1913)年、丸子小学校内に開館した「丸子陳列館」を引き継ぎ、旧東内小学校跡地に昭和58年(1983)年に開館。昭和初期の旧丸子町役場庁舎をイメージして建てられた館は入り口にステンドグラスのある洋風な建物です。
1階の第1展示室では、先土器時代と和田峠の黒曜石、縄文時代と深町遺跡の呪具、古墳時代と社軍神【しゃぐじ】遺跡の玉作【たまつくり】、奈良・平安時代と諏訪田遺跡の官衙【かんが】的遺構、中世城館跡と地域開発、鳥羽山洞窟【とばやまどうくつ】と曝葬【ばくそう】の各コーナーに分け、原始~中世までの歴史を紹介しています。
2階の第2展示室では、製糸業発展の基盤、初期の製糸業、全盛期の製糸業、生糸のできるまで、製糸労働者のくらし、製糸業の盛衰と現在の丸子の各コーナーに分けて、丸子の近代器械製糸業を紹介しています。
鳥羽山洞窟遺跡の副葬品
鳥羽山洞窟は古墳時代、古墳を築かなかった豪族の葬所跡として、国史跡となっています。死体を埋めない葬法は曝葬と呼ばれ、この洞窟からは多くの人骨や副葬品が発見されました。この副葬品である鉄剣、鉄製品、須恵器、装飾品などを展示しています。
容器型土偶
鳥羽山洞窟出土鹿角装刀子
該当する展示品はありません