石庭と待合「翠陰(すいいん)」
雄大な八ヶ岳に抱かれた蓼科高原に位置する「笹離宮」
笹離宮では、笹が主役です。正面には約800 本の真竹の木賊塀(トクサベイ)が続き、敷地は6,000坪となっています。園内は「植物園エリア」と「数奇屋庭園エリア」から構成されています。植物園エリアには、国内および海外の笹類を中心に、120 種を超える笹の仲間が集まっています。これほど多くの笹の仲間を集めた植物園は他に類を見ません。日本一大きな笹と小さな笹を手にとって比べることが
できます。また、一説には、笹は60 年に一度花を咲かせるといわれています。運が良ければ、笹の花に遭遇するかもしれません。
数奇屋建築と庭園そして・・・
「桂離宮」の大改修や国宝・茶室「如庵」の移築を手がけた伝統建築家故安井清氏の設計による数奇屋庭園が広がります。竹笹類を随所に取り入れた本格的な数奇屋建築と回遊式の庭園は、匠の発想により蓼科高原の風土に溶け込んでいます。また、
「縄文窠【じょうもんか】」は方形の竪穴式住居で、当時、手に入れやすかった笹で屋根や壁を葺いています。囲炉裏があり、そこでは、いつも火が焚かれ、縄文時代の趣を感じることができます。
「梅見門」と奥に見える茶室「箬庵(じゃくあん)」
窖(あなぐら)「縄文窠(じょうもんか)」
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