上村松園「風」
多彩なジャンルの作品群
北野美術館は昭和43年3月(1969年)、長野県下初の私立美術館として開館。
「北野建設株式会社」創始者の北野吉登と二代目の次登の親子二代のコレクションを基に年3、4回の展示替えを行い、四季折々の日本画のほか泰西名画、近代日本の洋画、彫刻、工芸品、書など様々なジャンルの作品を展観しております。
特に人気の作品として、上村松園「風」、横山大観と下村観山合作の屏風「松・竹」、速水御舟「ポンテベッキョ」、マルク・シャガール「母と子」、藤田嗣治「馬」、木村荘八「牛肉店帳場」、岡鹿之助「群落」、高村光雲「仁王像」、島崎藤村「破戒原本」などがございます。
重森三玲の枯山水庭
美術館館内のいたるところから、京都・東福寺本坊庭園や大阪・岸和田庭園(八陣の庭)などを手がけ、世界的にも著名な作庭家・重森三玲(1896-1975)によって昭和40年(1965年)に完成された枯山水庭園をご覧いただけます。
海に恵まれない信州のため、枯山水としての海景を構成。丹波鞍馬の赤石、阿波産の青石、京都産の台杉、高松産老木の黒松など伝統的な素材と、重森三玲独特のモダンなデザインが融合した、これも一つの作品と数えられるたいへん美しい庭園です。
美術館内観(日本画展示室)
重森三玲 枯山水庭園
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