森将軍塚古墳
古墳にいる気分の展示室
森将軍塚古墳は、長野県最大の規模、全長約100メートルの前方後円墳です。古墳時代の「科野【しなの】のクニ」を治めていた王の墓と考えられています。
この森将軍塚古墳の資料を中心に、千曲市内の遺跡から発掘された考古資料などを所蔵・保管し、公開しています。
古墳の形を表現した2階の展示室は、中央に竪穴式石室がある後円部を再現し、周りにマルチ映像コーナーや、各テーマごとの展示スペースを設けています。展示コーナーでは、土器、埴輪、副葬品などの展示をはじめ、長野県内の古墳、埋葬や発掘に関わることなどをパネルや写真で紹介しています。
1階では、竪穴式石室の内部の様子を観察できたり、石が積まれた石室の側面が再現され、実物の石に触れられるように展示しています。
復元された古墳
古墳館の裏の山頂には、調査を基に復元された森将軍塚古墳があります。古墳には石が積まれ、埴輪が並んでいます。古墳までは遊歩道が設けられ、歩いて往復40分ほど。専用のバスで行くこともできます。
古墳からは市街地をはじめ善光寺平が眺められ、夕日の景観が美しいことから長野県のサンセットポイントにも選ばれています。
石室模型
科野のムラ
この度、当館で展示している埴輪のうち4体を、三重県松阪市に貸し出しすることになりました。貸出期間は10月15日(月)から12月25日(水)です。
貸し出しに伴い、下記記載の埴輪の一部が代替品(館所蔵・★印)となりますのでご了承ください。また、貸し出しする埴輪4体のパネルを製作しますので、ご来館の際はぜひ記念写真や埴輪との背比べなどでご利用ください。