放生池から表大門、紫雲閣
善光寺の史料や宝物
大勧進は天台宗大本山、善光寺25ヶ院の本坊で、住職は善光寺の住職も兼ねています。境内には、大勧進の本堂の万善堂【まんぜんどう】をはじめ、無量寿殿【むりょうじゅでん】、不動堂(護摩堂)、霊牌堂、紫雲閣などがあります。
宝物館には、善光寺に関する史料や宝物が三千数百点余りあり、季節により展示替えをして、常時150点ほどを展示しています。
展示室は1号館と2号館に分かれ、天台宗開創の地である天台山を描いた『天台山図』や「南無阿弥陀仏」と書かれた歴代住職の書、文殊菩薩や観音菩薩の像、奈良時代の善光寺の古瓦、江戸時代の善光寺縁起絵などを展示しています。
また、聖武天皇をはじめ、各時代の天皇や、高僧、公卿、武将など120人余りの筆跡を張りこんだ屏風「古筆大手鑑」や、武田信玄と上杉謙信の位牌など、興味深いものもあります。
ハスの花が咲く亀の池
境内の入り口には、市民に「亀の池」と呼ばれて親しまれている放生池があります。天明大飢餓(1783~1787)の際、大勧進が窮民救済のため蔵米を放出し、そのお礼として関係者が築造したと伝えられている池です。亀や鯉などが放流されていて、大賀蓮【おおがはす】(古代ハス)が植えられています。
不動明王護摩供が修される護摩堂
大勧進本堂の萬善堂
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