小袖屏風
皇室ゆかりの品々
善光寺大本願は、浄土宗の大本山で尼僧寺院。境内には本誓殿【ほんせいでん】、位牌堂、光明閣【こうみょうかく】、奥書院、明照殿【めいしょうでん】などがあります。
宝物殿では、歴代皇室のゆかりの品々や、浄土宗の宝物、仏像、書画など、大本願に伝わる史料や宝物などを展示しています。
第一展示室では276玉を2連につなげた大念珠、鎌倉時代の善光寺大伽藍の模型、重要文化財の阿弥陀聖衆来迎図や明治維新の廃仏毀釈の折戸隠山内から転入した木造聖徳太子立像、木造伐折羅大将像【もくぞうばさらたいしょうぞう】、木造将軍地蔵騎馬像などがを展示。皇室関係では明治天皇や大正天皇の礼服をはじめ、皇女和宮【かずのみや】が愛用した品々などを展示しています。
第二展示室では、明治維新の廃仏毀釈の折善光寺並びに大本願を守り抜かれた第117世伏見宮誓圓上人【ふしのみやせいえんしょうにん】を始め、善光寺上人のパネル紹介と歴代善光寺上人の書やご愛用品の品々を展示。
本誓殿から奥書院への渡り廊下の天井には、日本画家・岡信孝の『四季草花図』があります。描かれた25種類の草花は、大本願の中庭にすべて植えられています。
善光寺創建時の瓦
平成19年3月、明照殿の新築工事の際、発見された軒丸瓦【のきまるがわら】を展示しています。この瓦は善光寺創建のころのものと推測されています。朝鮮半島の新羅【しらぎ】・百済【くだら】の時代に出土した瓦に類似し、日本でも法隆寺など草創期の寺院から類似したものが発見されているため、善光寺縁起に書かれている7世紀に善光寺が建てられたのではないかと話題になりました。
天井画
宝物殿内の展示
該当する展示品はありません