宮入慶之助
日本住血吸虫症の撲滅に貢献
宮入慶之助【みやいりけいのすけ】(1865~1946)は、西寺尾村(現長野市)生まれ。東京帝国大学医科大学(現東京大学医学部)を卒業後、明治35(1902)年、ドイツに留学して細菌学を学び、帰国後、京都帝国大学福岡医科大学(現九州大学医学部)の教授に就任。教授時代に、山梨県をはじめ、福岡・佐賀県などに分布し、風土病ともいわれていた日本住血吸虫症の感染源が、小型の貝の体内で発育した住血吸虫の幼虫であることを発見しました。ミヤイリガイと名付けられた中間宿主の貝を撲滅することで、住血吸虫症の感染をくいとめることに成功し、この功績により、日本は日本住血吸虫を撲滅した唯一の国になりました。
展示室では7~8ミリのミヤイリガイや、さらに小さな住血吸虫の標本をはじめ、慶之助のゆかりの品々を展示し、慶之助の生い立ちや、功績を紹介しています。
第1展示室 ミヤイリガイなど
第5展示室 ラジオコレクションなど
該当する展示品はありません