ねずみ短檠
さまざまな灯火用具を展示
国の重要有形民俗文化財「信濃及び周辺地域の灯火用具」963点を中心に、あんどん・燭台・ちょうちん・ランプなどの灯火用具や、あかりにまつわる浮世絵を紹介しています。これらは日本のあかりの移り変わりや信越地方の地域的特色、暮らしにおける知恵や工夫を知る上で、大変貴重なものばかりです。
展示品の中には、火皿の油が少なくなると上部についたねずみ形の油タンクから自動的に給油される仕組みの「ねずみ短檠【たんけい】」や、火袋にはめ込まれた凸レンズで手元に光を集めることができる「レンズ入り書見あんどん」などの興味深い灯火用具が多数あります。
また、新潟県上越市高田で、昭和53年(1978)まで使われていた和ろうそく作りの道具や、中野市深沢地区で使われていたつけ木作りの道具を展示しています。
あかりをより明るく便利に扱うために試行錯誤してきた当時の人々の知恵や工夫を、展示品を通して感じていただけます。
明るさを体験
ろうそく・あんどん・石油ランプ・電球の明るさを再現し、どの程度の明るさなのかを比較体験できる部屋があります。また、事前の予約で火おこしやキャンドル作りなどの体験も行っています。
ミュージアムショップでは、ろうそく・燭台・ランプといったあかり製品をご紹介しています。
あんどん、ちょうちん
館内の様子
該当する展示品はありません