小林一茶が寝泊りしていた家
一茶の『父の終焉日記』を展示
俳人小林一茶は、郷里に帰ってから精力的に俳句の指導をし、高山村でも多くの門人を輩出しました。その一人久保田春耕【くぼたしゅんこう】は、自宅の離れ家を一茶に提供し、ここを拠点に俳句を教授したことから、高山村には数多くの一茶の遺墨が伝わっています。
『おらが春』と並んで一茶の代表作と言われている『父の終焉日記』のほか、『俳諧寺抄録』の原本、句が書かれたつけ木などを展示、一茶の生涯や高山村における活動、一茶に関連した人物などを紹介しています。
映像小劇場では、「旅」をテーマに、一茶の魅力を紹介した『一茶・こころの旅』を、模型と映像の合成映像で上映。別室では父の発病から初七日までの出来事を綴【つづ】った『父の終焉日記』をアニメーションで紹介しています。
一茶が逗留した離れ家
敷地内には久保田春耕が一茶に提供した離れ家が移築・復元されています。春耕の先代兎園【とえん】が寛政期(1789~1801)に建てた隠居所として伝えられています。一茶はこの離れ家に136日逗留しました。茅葺【かやぶき】の建物は当時の信州における数寄屋風の造りとして優れた建築で、村の有形文化財に指定されています。
一茶直筆の掛軸
一茶の生涯の展示
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