奥村土牛画伯
透明感のある土牛の作品
奥村土牛【おくむらとぎゅう】(1889~1990)は東京市(現東京都京橋1丁目)生まれ。文化勲章を受章し、東京都の名誉都民になるなど、日本美術界を代表する日本画家のひとりです。疎開のため穂積【ほづみ】村(現佐久穂町)に住んでいたことが縁で、土牛本人から作品の寄贈を受け、平成2(1990)年に開館した美術館です。
土牛が佐久地域で描いた素描【そびょう】を含め、下図・書など207点の作品を所蔵。年3回ほど展示替えをして、常時45点ほどの作品を展示しています。本画への出発点となる素描は長年秘蔵されていたもので、薄い色使いや透明感のある土牛の作品の原点になっています。そのほか文化勲章や土牛の遺品や愛用品などを展示しています。
趣のある大正時代の木造建築物
JR八千穂駅前にあり、建物は大正末期に建設された黒澤合名会社の迎賓館として使われていたものです。白壁に格子窓などがある和風の特長ある建物です。板塀に囲まれ、敷地内には庭園があり、2階の展示室からは八ヶ岳の山々が望めます。
佐久風景(素描)1950年
再現されたアトリエ
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