大法寺三重塔
郷土画家のゆかりの作品
大法寺【だいほうじ】の参道にあり、伊東深水【いとうしんすい】の版画『信濃十景』、小山敬三の油絵『ばら』、中村直人【なかむらなおんど】の水彩画『憩』のほか、東御市出身の洋画家の丸山晩霞【まるやまばんか】(1867~1942)、スペインで活躍している桜田晴義【さくらだはるよし】(1945~)の作品などを展示しています。
小山敬三(1897~1987)は小諸市に生まれ、油絵画家として活躍し、1983年には文化勲章を受章しました。『バラ』と『紅浅間』(リトグラフ)は晩年の作品です。
中村直人(1905~1981)は上田市生まれ。木彫作家として活動していましたが、フランスに渡り画家に転身しました。『憩』はフランスの婦人を描いた作品です。
櫻田晴義(1945~)は青木村出身の現役画家で、スペインに渡り約40年間印象派以前の描き方・古典技法を学びました。『燭台』『花園にて』は古典技法を学んでいる最中の作品『ボデゴン』『スペインの女』は完成したころの作品です。
そのほか染屋焼・東馬焼【とうまやき】の陶器や、国宝大法寺三重塔の創建当時、第一層の内部壁画に描かれていた壁画を再現して展示しています。
『花園にて』櫻田晴義〈1975年〉
『ばら』小山敬三
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