茶屋コーナー
宿場の雰囲気を再現
追分宿【おいわけじゅく】は、江戸時代、中山道と北国街道が分岐する交通の要衝の地にあって、宿場町として繁栄しました。この追分宿に関する資料を所蔵・保管し、展示しています。
常設展示室では旅籠の一部を縮小して復元し、原始・古代・中世の「追分のあけぼの」から、近現代の「新しい追分」まで、年代を追ってたどれるよう紹介しています。
町文化財指定の『大般若経』550巻をはじめ、文書、絵図、書、旅籠・茶屋・問屋などの生活用品を展示。ほかに馬子唄が全国に伝わり遠く松前追分や江差追分となった、中山道の馬子唄に関する資料、軽井沢出身の書家稲垣黄鶴【いながきこうかく】の書などを展示しています。
建物は、江戸時代の旅籠を模したもので、宿場の雰囲気を出すため、内・外部は木造風のつくりで、昔の民家や旅籠などに多く見られた出桁造り【でげたづくり】です。
昔の面影残る追分宿
館の近くの浅間神社の境内には芭蕉の句があります。周辺の追分宿には、復元された高札場【こうさつば】や、枡形【ますがた】の茶屋などがあり、昔の宿場の雰囲気が残っています。街並みのはずれには中山道【なかせんどう】と北国街道が分かれる分去れ【わかされ】があります。
常設展示室
稲垣黄鶴作品
該当する展示品はありません