松平信一所用具足
歴代上田城主の遺品を展示
上田地方の中世以降の歴史や、自然・民俗資料を収蔵し、展示している博物館。上田城の歴代城主、真田氏・仙石氏・松平氏の鎧【よろい】や兜【かぶと】、上田藩に関係した資料、養蚕資料、古文書類、織田信長所用革胴服【かわどうふく】、染屋焼コレクション、岩石・鉱物・化石などを展示。
織田信長所用革胴服は、信長の遺品として松平家に伝わった鹿革で作られた胴服で、重要文化財です。染屋焼は水がめ・つぼ・鉢など実用のための焼きもので、全体に厚く、丈夫そうに見え、重いことが大きな特徴で、こちらも重要有形民俗文化財になっています。
館内には、山極勝三郎【やまぎわかつさぶろう】記念室があり、ガン研究に関する資料を展示しています。勝三郎(1863~1930)は上田市で生まれ、大正4(1915)年、世界で初めて人工ガンの発生実験に成功した病理学者です。この業績は、当時ノーベル賞に匹敵するといわれたほど価値があったもので、現在のガン研究の元になりました。
上田城の櫓内部を公開
上田城南櫓【やぐら】、北櫓、櫓門の内部には、上田城主ゆかりの資料を展示しています。南櫓には埼玉県の鴻巣【こうのす】で客死した真田信之の正室、小松姫の遺体を運んだとされる駕籠【かご】や、上田城の模型などがあります。
上田市立博物館内観
織田信長所用韋胴服
該当する展示品はありません