菅野圭介「哲学の橋」
親子2代のコレクション
東御市芸術むら公園にあり、青木繁【あおきしげる】、菅野圭介【すがのけいすけ】の絵画など、梅野満雄・隆の親子2代にわたる430点のコレクションを中心に所蔵、展示しています。
青木繁(1882~1911)は福岡県久留米市生まれの洋画家。代表作の『海の幸』は重要文化財に指定されるなど、明治を代表する天才洋画家ともいわれています。梅野満雄は、繁と久留米の明善中学で同級生で親友だったことから、繁の才能に理解を示し、さまざまな援助をしました。満雄は繁の死後も作品を収集し、その顕彰【けんしょう】に努めました。展示室では、繁の遺作のほか、満雄に宛てた書簡などの資料も展示しています。
満雄の死後は、コレクションは長男の隆に引き継がれ、菅野圭介など埋没した作家の作品なども収集。菅野圭介(1909~1963)は東京生まれの画家です。
景観と音楽が魅力のロビー
ロビーにはオーケストリオンがあり、希望があれば演奏を聞かせてくれます。オーケストリオンとは、自動ピアノを主体として、各種の楽器を組み込んで連動させて一台でオーケストラの効果を出せるようにした自動演奏楽器です。館の眼前は明神【みょうじん】池、遠くに浅間山が眺められます。
青木繁「眼」
牧野克次「夕陽」
該当する展示品はありません