企画展「縄文前期の巨大祭祀場 阿久」

場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館)   開催期間:2023-09-09〜2024-01-08  お問い合わせ:0266-74-2701(八ヶ岳美術館)

 国史跡の阿久遺跡は、前期の前半に住居50軒と11基の方形柱列と土坑群、後半に立石・列石を中心にドーナツ状に広がる集石群などが含まれる14軒の大規模集落と祭祀場が発見された遺跡です。長野県を横断する中央自動車道の工事に伴い発掘、埋没保存され1979年に国史跡に指定。長野県立歴史館と八ヶ岳美術館には、その主要な遺物が展示されました。
 このたび、県立歴史館に貸し出していた5点の土器とけつ状耳飾などの95点の石器・石製品などの考古遺物が返還されたことを記念し、阿久遺跡を中心に、縄文時代前期の諏訪地域の主要な遺跡である武居遺跡・十二ノ后遺跡・坂平遺跡や阿久遺跡に隣接する阿久尻遺跡などの土器等を展示。縄文時代中期の繁栄につながる縄文時代前期の諏訪地域における阿久遺跡の位置づけを多角的な視点から検証します。