場所:長野県立歴史館 開催期間:2019-09-07〜2019-10-14 お問い合わせ:長野県立歴史館026-274-2000
今年は松本藩主を二度務めた小笠原秀政(1569-1615)の生誕450年目に当たります。戦国から近世へと時代が転変する過程で武田家は滅び、追放された小笠原家は大名家として繁栄をみます。しかも、「小笠原流」と称される礼法は、今日まで脈々と息づいているのです。この名家は、激動のさなかにいかにして生き抜いてきたのか。戦国期をイメージする「武」の側面からだけではわからない、畿内諸勢力や全国一円に波及した一族間のネットワークの構築、膨大な故実を結集させることで得られた「知」という観点から読みときます。没落した守護家を江戸期に再興させ、その地位を磐石のものとした「小笠原家」の実像に迫るものです。
【場所】長野県立歴史館 企画展示室
【入館料】企画展のみ300円(大学生150円)高校生以下無料
※常設展との共通券500円(大学生250円)
【講座等】※講座聴講には常設展観覧料300円が必要
(1)開館25周年記念講演会
期 日 10月13日(日)
時 間 午後1時30分~3時
会 場 当館講堂
テーマ 「小笠原氏の軌跡 ― 小笠原は将軍になれたのか ―」
講 師 東京大学史料編纂所教授 本郷和人 氏
(2)館長講演会
期 日 9月14日(土)
時 間 午後1時30分~3時
会 場 当館講堂
テーマ 「塩尻峠の合戦 ―長時と信玄の運命を決した戦い―」
講 師 当館館長 笹本正治(信州大学名誉教授)
(3)“小笠原家の武と知”連続講座
第一講座:期 日 9月21日(土)
テーマ 「小笠原長時のネットワーク 信濃から京都・越後・会津へ」
第二講座:期 日 9月28日(土)
テーマ 「小笠原家を中興した貞慶 信長・秀吉・家康との係わりから」
第三講座:期 日 10月5日(土)
テーマ 「飯田藩・松本藩時代の小笠原秀政 信長と家康の孫婿として」
※ 連続講座の時間・会場・講師は以下のとおり
時 間 午後1時30分~3時
会 場 当館講堂
講 師 村石正行(当館専門主事・学芸員)
(4)展示解説
期 日 各講演会・講座終了後(要企画展観覧料)
時 間 午後3時10分~4時(予定)
場 所 企画展示室
講 師 当館企画展担当