場所:市立岡谷美術考古館 開催期間:2019-10-26〜2020-01-05 お問い合わせ:市立岡谷美術考古館 TEL 0266-22-5854 FAX 0266-22-5856
織田昇(1927~2016)は約70年にわたり精力的に制作活動を続けた岡谷市出身の洋画家です。
戦時中、宇都宮航空隊で機関士要員として訓練をしていた織田は、終戦を迎え復員後生き方を模索する中で油絵に出会い、高橋貞一郎や志村一男、また、19年の間小林和作に師事しました。その間、独立美術展や長野県展で活躍するほか、信州美術会諏訪支部長、長野県展幹事長・審査員を歴任、田中隆夫と美術団体「モナミ会」を創立するなど地域の芸術文化の発展に尽力しました。
織田の描く力強くダイナミックな筆遣いの風景画や人物画は、信州や奈良など国内のみに留まらず、中国や中東に取材した作品も数多く制作されました。1997年からは放送大学で哲学を学び、画家の立場から研究した「東洋的芸術観」「無」の哲学に迫るべく制作を続けました。本展では織田が遺した作品とともに、作品の制作に使用した画材や道具、ノートなども展示します。洋画家 織田昇は何を思い、何を表現したのか、地域の美術界における功績とともに70年の足跡をご覧ください。
日程 2019年10月26日(土)~2020年1月5日(日)
会場 市立岡谷美術考古館 2階美術展示室
時間 10:00~19:00/休館日 水曜日、祝日の翌日、年末年始(12/29~1/3)
チケット料金(収蔵作品展) 大人370円/小・中学生160円 ※団体割引あり
○関連イベント
学芸員のギャラリートーク(要入館料)
11月23日(土・祝) 13:30~ 美術考古館