第66回特別展 「ふるさとごはんの300年」

場所:伊那市立高遠町歴史博物館   開催期間:2020-03-07〜2020-06-21  お問い合わせ:0265-94-4444

 伊那市は特色ある食べ物が多く、食への関心が高い地域です。からつゆのそば、ローメン、ソースカツ丼、ざざむし等の昆虫食、羽広菜の漬物、恵比寿講のおやきなど、外の地域ではあまり口にすることのないものが多く、特色ある食べ物と食への関心の高さは地域をPRする資源にもなっています。
 また、地域の食をめぐる新たな取り組みに、江戸時代の高遠藩藤沢郷御堂垣外宿本陣で殿様へお出しした料理の再現や途絶えていたソバの在来種「入野谷在来そば」の復活があり、ともに注目を集めています。
 今回の特別展では、様々な記録や地域の方々の記憶を通して見えてくる伊那の食文化に注目しました。食の移り変わりを見ていく中で、今でも普段の食事で食べられるもの、行事の中で辛うじて残っているものなどを発見し、多様な食べ物があることを楽しみながら伊那の食文化についての理解を深めていただけたらと思います。

主な展示資料:殿様御膳のサンプル、江戸時代の献立帳、地域の食材が記された老中奉書、明治時代に編纂された地誌、「高藩探勝」絵巻、食にかかわる写真、給食の献立表、調理器具、器と膳

会期:令和2年3月7日(土)から同年6月21日(日)まで
休館日:3/9・16・23・30、5/7・8・11・18・25、6/1・8・15
開館時間:午前9時から午後5時まで(最終入館は午後4時30分)
入館料:大人400円(20名以上の団体は300円)
※今年3月1日から高校生以下または18歳未満の方の入館は無料となりました。