場所:八ヶ岳美術館(原村歴史民俗資料館) 開催期間:2020-04-01〜2020-07-05 お問い合わせ:0266-74-2701
八ヶ岳美術館40周年を記念して開催される本展は、彫刻家の制作した手に一番近しい存在であり、ブロンズ像に劣らぬ貴重な造形的な魅力を持ちながら、ブロンズ像の鋳造後には壊されてしまう石膏原型という素材を通して、彫刻家・清水多嘉示の全貌を振り返ります。ほぼすべてが八ヶ岳美術館に新収蔵され日本有数のものとなった石膏原型コレクションを公開、作家の故郷の地において清水作品の作品系譜と全貌を読み解く特別展です。
清水多嘉示(1897-1981)は、屋外モニュメントに対する時代の要請をうけて構築的な人体彫刻の時代を築いたアントワーヌ・ブールデルに師事した彫刻家です。1923~28年フランスでの彫刻修行ののちに帝国美術学校(現・武蔵野美術大学)の創設に参画し、近代彫刻の神髄を日本に伝え、1951年サンフランシスコ講和条約の締結を記念して制作された代表作《みどりのリズム》により、戦後日本で展開されるパブリックアートの礎を築きました。本展ではみどりのリズムの石膏原型など、清水多嘉示のパブリックアートの代表作の石膏原型や、清水の彫刻の基礎となったブールデル教室で制作された作品や諏訪時代の人脈を示す資料、戦後の国際的な活躍と公募団体展での人物造形の追求について紹介します。
また、文化財写真の第一人者写真家 李政勲(イ・ジョンフン)氏撮影による清水多嘉示石膏原型写真も展示。
様々な角度から石膏原型の存在意義を確認し、清水多嘉示の多彩な魅力に迫ります。
主 催: 八ヶ岳美術館、原村、原村教育委員会
協 賛: スワテック建設株式会社、諏訪信用金庫、たてしな自由農園
助成: 公益財団法人 朝日新聞文化財団
協力: 武蔵野美術大学(清水多嘉示共同研究)、青山敏子(清水多嘉示遺族)
入館料: 高校生以上510円(460円)、小中学生250円(200円)
◆開館40周年記念展「新収蔵 清水多嘉示の石膏原型の全貌」関連イベント◆
◆◆清水多嘉示 石膏原型をよみとく連続講座◆◆
【第1回】5月5日(火・祝) 13:30~15:00
「石膏原型修復によって解き明か された清水多嘉示 彫刻の世界」
講 師:黒川弘毅氏(武蔵野美術大学彫刻学科教授)
【第2回】5月23日(土) 13:30~15:00
「諏訪のブールデル」
講 師:井上由理氏(近代彫刻研究家/八ヶ岳美術館特別研究員)
【第3回】6月14日(日)13:30~15:00
「〈みどりのリズム〉制作秘話 芸術家・清水多嘉示 アトリエの素顔」
講 師:青山敏子氏(清水多嘉示遺族)
※各回とも 参加費無料(入館料別途)
◆◆ 美術館収蔵庫 見学ツアー◆◆◆◆
日 時:4月29日(水・祝)・6月13日(土)各回とも13:30~14:30
八ヶ岳美術館 企画展とあわせて,、展覧会ではご紹介しきれなかったすべての彫刻を
収蔵庫内の石膏原型・ブロンズ像を館内ツアーにて特別公開いたします。
是非ご覧ください。
定 員: 20名(予約優先)
参加費:無料(入館料別途)
◆◆彫刻をたのしむワークショップ◆◆
▶金属を溶かしてみよう!金属工作ワークショップ
5月4日(月・祝)13:30~15:30 参加費:700円
▶型でつくってみよう!石膏工作ワークショップ
5月31日(日)13:30~15:30 参加費 200円
▶いろいろなポーズをえがいてみよう!彫刻クロッキー会
6月21日(日)13:30~15:00参加費 無料
※各回とも要予約(入館料別途)
※いずれも会場は八ヶ岳美術館
※延期/開催時期未定※※
▶顔をえがいてみよう!彫刻のにがおえスケッチ会
4月11日(土)13:30~15:00 参加費 無料
――※【八ヶ岳美術館 原村歴史民俗資料館 臨時休館のお知らせ】――――――
諏訪保健所管内において、新型コロナウイルス感染症患者が確認されました。
原村新型コロナウイルス感染症対策本部の決定方針に基づき、一定期間 臨時休館とします。
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