髙橋靖夫回顧展

場所:市立岡谷美術考古館   開催期間:2021-11-18〜2022-01-10  お問い合わせ:0266-22-5854

本年4月29日、岡谷市出身の画家 髙橋靖夫先生が逝去されました。

1938年に画家 髙橋貞一郎の五男として岡谷市に生まれた髙橋先生は、幼い頃から芸術に触れて育ち、中学で長野県美術展、高校で一水社展に入選。東京藝術大学油絵画科へ進み、1961年に卒業制作が大橋賞を受賞。翌年、国画会展で初入選を果たします。その後も国画会展において多くの賞を受賞する一方で、女子美術大学教授を務め、地元岡谷においては約40年間絵画教室を主宰、岡谷市美術会の講師を務めるなど、多くの後進の指導にあたり、美術文化の発展に寄与してきました。

髙橋先生は近年、「窓辺」「地にあるものたち」シリーズを制作してきました。黄色を基調に、濃密かつ澄明な色彩で人間・動物・花々を描く、その感性の原風景は地元岡谷で子供の頃に庭で遊んでいた子どもの頃の記憶にあるそうです。

本展では学生時代から近年の作品まで、当館収蔵作品を紹介するほか、ご遺品の資料や貴重な写真なども展示し、髙橋先生を偲びます。

関連ファイル