場所:市立岡谷美術考古館 開催期間:2022-08-11〜2022-10-23 お問い合わせ:0266-22-5854
諏訪市出身の日本画家、宮坂巴堂(はどう 1882-1957)は、のちに岡谷に居を構え、人物画・歴史画などを描きました。中でも美人画を得意とし、明治から大正期の諏訪地域においては貴重な存在となりました。
諏訪市中洲中金子の矢崎家に生まれた巴堂(本名は文弥、のち春章)は、少年時代から守矢篁山(こうざん)に絵を習い、諏訪中学校を卒業、20歳で岡谷市小井川の宮坂家の養子となりました。そののち東京美術学校に入学し、そこで円山派の川端玉章に学び、好成績を修めます。画壇からは距離を置き、生涯を通じて花鳥画や美人画、仏画、伝記や昔話など幅広い題材を、円山派の影響を感じさせる写実的で自然な画風で描き続けました。
本展ではご遺族から多数の作品をお借りし、巴堂の生涯と画業を振り返ります。繊細で温かみに溢れた日本画の数々をお楽しみください。
◆関連展示
宮坂巴堂をとりまく人々
9月16日(金)-9月25日(日)
宮坂巴堂の師 守矢篁山、その師 佐々布篁石など周辺作家の作品を展示し、巴堂の交流関係や系譜をたどります。また、より多くの宮坂巴堂作品もご覧いただけます。
◆関連イベント
ミニ掛軸を作ろう
宮坂巴堂の作品を使って小さな掛軸を作ります。
※絵柄は美人画と山水画どちらか(選べない場合もございます)
講師:宮坂春夫さん
日時:2022年9月18日(日)午後1時~午後2時
参加費:500円
定員:10名(要申込)
掛軸のおよその寸法は縦82cm、横23cmです
ギャラリートーク
講師:宮坂春夫さん
日時: 2022年9月18日(日)午後2時~、9月24日(土)午前10時30分~
要入館料
定員:10名(要申込)
両日とも内容は同じです