冬季企画展「ロマン美術館収蔵品展 児玉果亭・特別展示 山ノ内の縄文」

場所:山ノ内町立志賀高原ロマン美術館   開催期間:2023-01-28〜2023-04-02  お問い合わせ:0269-33-8855

2022年冬季企画展
『ロマン美術館収蔵品展 児玉果亭・特別展示 山ノ内の縄文』

 志賀高原ロマン美術館では2022年冬季企画として「ロマン美術館収蔵品展 児玉果亭・特別展示 山ノ内の縄文」を開催いたします。町内外や観光客の方々に向けて、山ノ内町の歴史文化の一端について知り、親しんでいただく機会としたいと考えます。

 山ノ内町ゆかりの南画家・児玉 果亭(1841-1931)は、天保12年(1841年)沓野村澁湯組(現・山ノ内町平穏)に生まれ育ち、中央画壇で高い評価をえるものの同地に身を据えて活動を続けた郷土愛の強い画家として知られています。本展覧会では町指定文化財としての資料群である「果亭美術文庫」より、禅や仙境世界へと通じる文人精神への憧れとしての山水画をはじめ、花鳥画や神仙図などを展示します。

 特別展示では、志賀高原ロマン美術館での展示・公開は初となる試みとして、山ノ内町内の縄文遺跡より出土した遺物を展示します。中部地方における縄文晩期の標識とされる佐野式土器が出土した、国史跡でもあり縄文晩期の集落遺跡である佐野遺跡、町史跡の伊勢宮遺跡・上林中道南遺跡などより、土器・土偶・土製品・石器等を選りすぐり公開します。2500年前〜1万年ほど前の山ノ内の縄文時代に思いをはせてみましょう。
 また、長野県立歴史館からも縄文時代各期の土器を特別に借用させていただき展示します。