場所:佐久市立近代美術館・油井一二記念館 開催期間:2026-09-12〜2026-11-03 お問い合わせ:佐久市立近代美術館(0267-67-1055)

「書」と聞いたとき、いったいどのようなイメージを持たれるでしょうか。多くの人は、小学校や中学校の国語科書写の授業において筆で文字を書いたその瞬間を思い浮かべるかもしれません。しかし、それはあくまでも書の一側面に過ぎず、実は書の表現はもっとバラエティに富んでいます。
一般に書は文字を素材とした(造形)芸術であると定義されますが、「文字を素材とした」という点で、いささか議論の余地があります。その代表的なジャンルのひとつに、前衛書が挙げられます。前衛書は、文字から派生して発展させたものがある一方で、文字を起点としていないものもあります。前者のみが書であり後者は書としないのかというとそうではないでしょう。どちらも書の範疇に入るべきものといえます。では、書とはどういう芸術なのでしょうか。
この命題については、今日に至るまで多くの人々によって様々な意見が述べられ、また議論されてきました。長野県北佐久郡片倉村(現・佐久市)出身の書家である比田井天来(1872-1939)、その息子で書家の比田井南谷(1912-1999)もそれぞれの掲げる理念をもとに多くの作品を世に生み出し、書道界に大きな影響を与えました。
本展覧会では、天来や南谷の作品、そして南谷と同時代に活躍した前衛美術家たちの作品を通して、「書」の本質について再考します。
【開館時間】 午前9時30分~午後5時00分
【観覧料】
・一般個人600円(一般団体500円)
・学生個人410円(学生団体310円)
●18歳未満(高校生)観覧無料
【休館日】9/14(月)・24(木)・28(月)・10/5(月)・13(火)・19(月)・26(月)
主催:佐久市、佐久市教育委員会
特別協力:株式会社天来書院
後援:一般財団法人毎日書道会、エフエム佐久平、株式会社芸術新聞社、株式会社匠出版、株式会社二玄社、株式会社日貿出版社、株式会社日本習字普及協会、株式会社美術年鑑社、株式会社毎日新聞社、佐久ケーブルテレビ株式会社、佐久市民新聞、佐久市立近代美術館友の会、書藝文化新社、美術新聞社、游墨舎ちゃんねる
掲載写真:比田井南谷《心線作品第一 電のヴァリエーション》1945年 千葉市美術館蔵