場所:絵本美術館&コテージ森のおうち 開催期間:2021-10-08〜2022-01-25 お問い合わせ:絵本美術館 森のおうち TEL0263-83-5670
「田中清代絵本原画展」では、絵本作家・銅版画家として活躍する田中清代の絵本代表作3作品の原画を各全点展示致します。
ひとりでいる子どもの心に優しく寄り添ってくれる不思議な生きものと女の子との一時を描き、日本絵本賞・大賞(2020)や小学館児童出版文化賞(2019)など4つの賞を受賞した注目の人気絵本『くろいの』は、銅版画の作品です。
また、インパクトの強い独創的な表情をみせる『トマトさん』、こわがりで夜にひとりでトイレに行けない女の子が、おばけの人形をひろったことから勇気を出す『おばけがこわいことこちゃん』は銅版画に手彩色で描き上げた繊細ながら動きのあるタッチの作品で、『くろいの』のモノクロの世界とはまた違った田中の作風を楽しめます。
どの作品も、だれもが体験したことがある幼い頃の感覚を呼び覚ましてくれるような味わいです。
【展示作品】
『くろいの』 田中 清代/作 (偕成社)
『おばけがこわいことこちゃん』 田中 清代/作 (ビリケン出版)
『トマトさん』 田中 清代/作 (福音館書店)
同時展示●「森のおうち所蔵バーナデット・ワッツ絵本原画展」
イギリスを代表する絵本作家バーナデット・ワッツの『マッチ売りの少女』(アンデルセン/作 ※ドイツ、イギリスにて出版)や『くつやのマルチン』など所蔵の作品を展示致します。
幻想的な色合いで美しい世界を描いた絵本原画をクリスマス期間にご覧頂けます。
展示作品】
『マッチ売りの少女』アンデルセン/作
『くつやのマルチン』トルストイ民話、
『こまったクリスマス』R.ジョンソン/文、
『リサの小さなともだち』ジョック・カール/作、
『つぐみひげの王さま』グリム童話(以上4作、西村書店)
2021年12月18日(土)13:00~は「森のおうちクリスマスお話会」(要予約、参加費2000円・美術館入館料込み、お茶付き)も開催します。