場所:絵本美術館&コテージ森のおうち 開催期間:2023-07-07〜2023-10-02 お問い合わせ:絵本美術館 森のおうち TEL0263-83-5670
絵描きは旅で出会った、いくつもの「木」の物語を描いてきた。
土の中の種にも、芽吹きの森にも、年老いた大木にも、切り株の跡にも、めぐる命がかがやいている。
いせひでこが、描かずにはいられなかった「木」たち。タブロー作品と、これまで描いてきた絵本原画の中から木が登場するの場面を抜粋して展示。
自然に対しても、人に対しても“こころ”を大切にする絵本作家が魂を込めて描く、さまざまな場所で、それぞれの情景を物語る「木」の展覧会。
【展示作品】
タブロー「400歳のアカシア」「クロマツ」など多数
『チェロの木』 いせひでこ/作・絵 (偕成社)
『ルリユールおじさん』
『大きな木のような人』
『まつり』いせひでこ/作・絵 (以上※3部作、講談社)
『見えない蝶をさがして』
『わたしの木、こころの木』
『木のあかちゃんズ』(以上、平凡社) などから抜粋
会期中、以下のイベントも予定。
・7/29(土)「いせひでこ講演会」~出会いを待つ「木」
・9/16 いせひでこ×舘野鴻 対談 ~「木」と「いのち」と「絵本」
【いせひでこ(伊勢英子)プロフィール】
1949年北海道札幌生まれ。画家、絵本作家。スケッチの旅を重ね、木と子どもをめぐる創作絵本を制作し続けている。創作童話に『マキちゃんのえにっき』、絵本に『ルリユールおじさん』『1000の風1000のチェロ』『にいさん』『絵描き』『大きな木のような人』『まつり』『あの路』『チェロの木』『かしの木の子もりうた』『おさびし山のさくらの木』『木のあかちゃんズ』『わたしの木、こころの木』『ねぇ、しってる?』『猫だもの』など多数。
2018年俳句誌「岳」の表紙絵を構成した、詩画集『見えない蝶をさがして』を出版。42回に渡り週刊文春に連載された「美しき愚かものたちのタブロー」(原田マハ)の挿絵は、画文集『旅する絵描き~タブローの向こうへ』(文藝春秋)として刊行。エッセイに「グレイ」シリーズ、『カザルスへの旅』『ふたりのゴッホ』『七つめの絵の具』『旅する絵描き』など多数。2020年5月、長田弘の詩の絵本『最初の質問』『幼い子は微笑む』に続く3冊目『風のことば 空のことば~語りかける辞典』(いずれも講談社)が刊行。同年10月『けんちゃんのもみの木』(BL出版)刊行。
東日本大震災の年の春に、自宅の庭に現れた「たぬき」一家のいのちの物語りを、スケッチと日記でつづった絵本『たぬき』(平凡社)が、2021年11月に発売。好評を博す。
2023年5月に韓国釜山図書館オープニング記念として大々的な展示と講演会が開催され大成功をおさめた。
絵本美術館 森のおうち
399-8301 長野県安曇野市穂高有明2215-9
TEL 0263-83-5670 FAX 0263-83-5885
開館時間●9:30~17:00※12月~2月は16:30まで(最終入館は閉館の30分前) ※変更日有、当館HP参照
休館日●木曜日(ゴールデンウィーク期間・お盆期間中・年末年始無休)※祝日振替休有、当館HP参照
入館料●大人800円 小・中学生500円 3才以上250円 3才未満無料