夏季特別展「繪のある詩集―深沢紅子と軽井沢ゆかりの文学者たち―」

場所:深沢紅子野の花美術館   開催期間:2024-06-19〜2024-10-21  お問い合わせ:0267-45-3662

深沢紅子(1903-1993)は、上京して岡田三郎助のもとで油彩画を学び、一水会展、女流画家展などに作品を発表するかたわら、戦前から訪れていた軽井沢をこよなく愛し、1964年から20年ほど、堀辰雄1412番山荘を夏のアトリエとして、軽井沢高原に咲く多くの野の花を多く水彩で描きました。
深沢紅子は、戦前から文学者たちと交流がありました。1935年、詩人津村信夫から詩集の装幀を依頼されたことがきっかけで軽井沢を訪れ、同じ頃、追分で詩人立原道造を識ります。1939年、立原の死去後、立原の師・堀辰雄と出会い、親交を深めます。1940年、堀の依頼で『堀辰雄詩集』の挿絵を描くため軽井沢をスケッチ旅行に訪れます。戦後は川端康成や福永武彦らの本の装幀も手がけました。
本展では、軽井沢高原文庫で「生誕110年 立原道造展」が開かれるのに合わせて、深沢紅子の野の花の作品約30点と共に、紅子が軽井沢で交流の深かった堀辰雄や立原道造といった文学者たちとの関係をあらためて紹介します。


画像:深沢紅子「マツムシソウ・オミナエシ」 水彩 1991年 (軽井沢・深沢紅子野の花美術館蔵)


<イベント>
「野の花さんぽ2024」 
軽井沢の自然の豊かさと、軽井沢タリアセンに残された里山を発見する「野の花さんぽ」シリーズ
を2024年も開催します。四季折々に咲く花や植物たちを、一緒に歩きながら、途中クイズなどに
挑戦しながら楽しく探します。植物に詳しくない初心者の方も大歓迎です。どうぞお気軽にご参加
ください。
日時:7月13日(土)、8月10日(土)、9月14日(土)、10月12日(土)各回13:30~15:00
料金:深沢紅子野の花美術館入館料(大人600円 小・中学生300円)または軽井沢タリアセン入園料
定員:10名程度  ※要予約 ※小雨決行 
ガイド:軽井沢サクラソウ会議・自然観察指導員  
集合:当日、深沢紅子野の花美術館入館券または軽井沢タリアセン入園料をご購入のうえ、13時25分に軽井沢タリアセン中央ゲート前までお越しください。
予約受付:電話:0267-46-6161 または FAX:0267-45-3663(いずれも軽井沢タリアセン)までご連絡ください。予約は前日まで受け付けております。


<美術館の建物>
1911年(明治44)に軽井沢郵便局として旧軽井沢に建てられ、長年、使用されてきた歴史的建造物を移築復元しました。国登録有形文化財に登録。1996(平成8)年、現在地に移築された際、外壁の色は新築当時のミントグリーンに復元されました。


入館料/大人600円、小中学生300円
会期中無休
開館時間:9:00~17:00


次回展示
「あいらしい高原の花と実たち」
10月23日(水)~2025年1月13日(月・祝)


【休館日・入館料】
会期中無休
開館時間:9:00~17:00
入館料:大人600円 小中学生300円 


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com