「あいらしい高原の花と実たち」

場所:深沢紅子野の花美術館   開催期間:2024-10-23〜2025-01-13  お問い合わせ:0267-45-3662

深沢紅子野の花美術館では、10月23日から2025年1月13日まで、秋季展「あいらしい高原の花と実たち」を開催いたします。
浅間高原の四季折々に、深沢紅子が野の花や木の実を描いた水彩画作品を中心に、油彩も含めて約40点余を紹介します。紅子の夫・深沢省三が描いた浅間山や離山などの水彩画も展示します。
深沢紅子は、長い画業人生を通じて、「華やかなものより落ちついたもの」を愛し、軽井沢や山中湖、岩手の土地にひっそりと咲く様々な野の花を好んで絵の題材に選びました。軽井沢においては、アサマキスゲやマツムシソウ、フシグロセンノウなど多くの花を愛し、描いています。
深沢紅子は、1903(明治36)年、岩手県盛岡市に生まれました。16歳の時に上京し、女子美術学校(現・女子美術大学)日本画科に入学、のちに洋画科に転科し、岡田三郎助から西洋画を学びました。1923(大正12)年に同郷の画家・深沢省三と結婚。紅子は一水会、女流画家協会などで活躍し、5人の子どもを育てながら、90歳で亡くなるまで創作活動を続けました。
なお、美術館の建物は、1911(明治44)年に旧軽井沢・本通りに軽井沢郵便局として建てられたものです。深沢紅子が1960年代から80年代にかけ軽井沢で夏を過ごす間、度々訪れた建物です。1996(平成8)年に移築保存された時から深沢紅子の美術館として活用されています。2008(平成20)年に国登録有形文化財に登録されました。
深沢紅子とも縁の深い歴史的建造物において、深沢紅子の抒情性あふれる作品世界にどうぞ触れてみて下さい。


画像:深沢紅子「ヤマツバキ」 水彩 1992年 (軽井沢・深沢紅子野の花美術館蔵)


【休館日・入館料】
入館料/大人600円、小中学生300円
10月、11月は会期中無休。12月、1月は冬季休館日あり。
開館時間:9:00~17:00(※12月、1月は10:00~16:00)


【アクセス】
JR北陸新幹線・しなの鉄道「軽井沢駅」下車、タクシー約10分、または、しなの鉄道「中軽井沢駅」下車、タクシー約7分
上信越自動車道・碓氷軽井沢ICより車で約15分
<急行塩沢湖線>「軽井沢駅北口バスターミナル④番」→「塩沢湖」下車(有料420円)、徒歩5分
<町内循環バス東・南廻り線>通年「軽井沢駅北口バスターミナル①番」→「風越公園」下車(有料100円)、徒歩12分


深沢紅子野の花美術館
長野県北佐久郡軽井沢町長倉217 軽井沢タリアセン内(※軽井沢タリアセンに入園しなくても直接入館できます。)
電話0267―45―3662
FAX0267―45―6466
http://taliesin@karuizawataliesin.com