1階辰末室
ローマングラスのきらめき
円錐の透明ガラスのミュージアムショップ棟と並んでいる、楕円形の建物の美術館。美術館では、山ノ内町出身の南画家である児玉果亭(こだま・かてい/1841~1913)の作品や、現代ガラス作家・吉本由美子による《ガラスの天使》、ローマングラスなどを所蔵しています。ローマングラスは、紀元前後にローマ帝国で作られた出土ガラスです。虹色にきらめいているような銀化現象が見られる瓶や壺もあります。
年に数回の特別企画展を実施し、企画展の都合により常設展示がご覧頂けない場合があります。ミュージアムショップ棟には土産物などが並ぶショップや、食事や喫茶が用意されたレストランがあります。
森や木をイメージした建物
建物は黒川紀章の設計によるもの。木造の天井に棒状のスチールを組み合わせて配置されている展示室、ランダムな模様のある曲線の壁、高い天井から陽が差し込むと影が映り、光と影が刻々と変化していく様子が見られるエントランスの回廊など瞬間で表情が変わる独特のデザインです。
この館独特の雰囲気が味わえる美術館ウエディングも行われています。
紫色把手付小瓶 1世紀 シリア・パレスチナ
吉本由美子《多面体の天使》 2002年
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