深沢紅子(1903-1993)は、上京して岡田三郎助のもとで油彩画を学び、一水会展、女流画家展などに作品を発表するかたわら、1930年代から訪れていた軽井沢をこよなく愛し、1964年から1983年までの20年間、軽井沢の堀辰雄1412番山荘(現在、軽井沢高原文庫に移築)を夏のアトリエとして使用し、浅 ...
高遠石工は江戸時代に急速に発展していった職人集団で、手がけた石造物が立派で簡単に倒壊しないことなどからブランドのように認識されていたとみられ、歴史的・文化的価値を持つ文化財だと認識されるに至っています。 この高遠石工の中で最も注目を集めたのは守屋貞治です。江戸時代の明和2年(1765)に生まれ ...
たのしい「教訓」の世界? イソップ童話の面白さ 絵本の起源と言われる「世界図絵」は、現在でいう教科書や図鑑のような役割を持っていました。その後、「ホーン・ブック」「バトルドア」など、聖書の内容やアルファベットを子どもに教える印刷物が普及し、現在の絵本を含む子どものための本につながっていきまし ...
工房の想いがこめられた、エルツの小さなおもちゃたち ドイツ・エルツ地方は、木のおもちゃ作りで世界的に有名な地域です。「おもちゃの町」として名高いザイフェンをはじめ、オルベルハウやドイチョイドルフなど、木のおもちゃ作りを営む地域が多くあります。 エルツ地方は、かつては鉱業で栄えた地域でした ...
平山和子(1934~2022年)は、多くの人が手にしたことがあるロングセラー絵本『くだもの』を始めとし、多くの幼児向け絵本を描いてきました。その美しく誠実さを感じるタッチの作品の中から、現在も子どもたちに愛されている下記の5タイトルの絵本原画すべてを展示いたします。 貴重な原画からはどれも、果物や ...