「顔面把手付深鉢形土器」
平成25年11月 中心市街地の童画館通りに移転し リニューアルオープン
市立岡谷美術考古館は、平成25年11月に岡谷市の中心市街地童画館通りに移転し、リニューアルオープンをいたしました。
美術と考古双方の魅力がたっぷり詰まった施設であり、高橋貞一郎・野村千春・根岸芳郎等の絵画や武井直也・清水多嘉示等の彫刻など、郷土の優れた芸術家の美術作品を所蔵・展示しております。また、考古資料としては、岡谷市内の遺跡から出土した縄文時代から奈良・平安時代までの多数の出土品を収蔵・展示しています。
館内では、移り行く時の流れを感じながら、古代の息吹と芸術家の想いと共に、ゆったりとした時間をお過ごしいただくことができます。
顔が外を向いた珍しい土器
「顔面把手付深鉢形土器」は、岡谷市海戸遺跡より出土した、顔が外側を向いた珍しいスタイルのもので、完全な形に復原された全国的にも数少ない土器として、国の重要文化財に指定されています。また、「壷を持つ妊婦土偶」は、妊娠した女性をあらわし、豊穣と安産を祈願したものとされており、壷を抱えて腰に手をあてたポーズの完全な姿は、国内でただ一点という貴重な土偶が展示してあります。
「ノートルダム寺院」 高橋貞一郎
「黎明」 武井直也
顔面把手付深鉢形土器
(がんめんとってつきふかばちがたどき)
出土遺跡:榎垣外遺跡
時代:縄文時代中期
長野県宝(平成30年9月27日決定)
顔の付いた土器は採集物の豊穣を願ったものともいわれている。顔が内側を向いたものが一般的で、対角に蛇体紋を配したものも多く見られる。
炭化米
(たんかまい)
出土遺跡:橋原遺跡
時代:弥生時代
岡谷市指定有形文化財
59号住居址からは、46.8リットルの炭化米が出土した。米作りが定着し、重要な食料となっていたことがわかる
有孔鍔付土器
(ゆうこうつばつきどき)
出土遺跡:花上寺遺跡
時代:縄文時代中期
樽のような形をして、つばに孔が開いているところから、酒造りの道具とも、口に皮を張って太鼓として使用したともいわれる。口縁部の内外に赤色塗彩がみられる。
顔面把手
(がんめんとって)
出土遺跡:海戸遺跡
時代:縄文時代中期
目は柿の実の形をして、ややうつむき、小さな口は微笑んでいる。他に類を見ないほど、人間的で優しい表情である。
馬具
(ばぐ)
出土遺跡:コウモリ塚古墳
時代:古墳時代
コウモリ塚古墳の副葬品は、鐙・鞍・くつわ・金具等の馬具が大半を占めていた。権力者と馬、牧の深いかかわりを示す古墳である。
壺を持つ妊婦土偶
(つぼをもつにんぷどぐう)
出土遺跡:目切遺跡
時代:縄文時代中期
岡谷市指定有形文化財
妊娠した女性をあらわし、豊穣と安産を祈願したものとされる。壷を抱えて腰に手をあてたポーズの完全な姿は、国内でただ一点という貴重な土偶。